ソチ「金」最有力 体幹鍛え鳥になった女子ジャンプ高梨沙羅

公開日: 更新日:

 強い――。スキー女子ジャンプの高梨沙羅(17)が、ドイツで行われた22日のW杯3戦目も制して、これで3戦3勝。無敗のまま年内の日程を終えた。米国のサラ・ヘンドリクソン(19)が持つ女子歴代最多記録にあと1勝と迫るW杯通算12勝。サマージャンプを含めた公式戦の連勝記録も「11」に伸ばした。今季W杯3戦での6回のジャンプはすべて1位の得点。「ソチ五輪金メダル最有力候補」と世界の注目を集める高梨の圧倒的な強さの一因は、「体幹」にある。

 昨年3月から、フィギュアの浅田真央フェンシングの太田雄貴らも信奉するフィジカルトレーナーと個人契約。徹底的に鍛えたのが、頭と手足を除いた胴体部分、つまり腹筋や背筋といった「体幹」だった。

 サッカー長友佑都が取り組んでいることで一般的にも大ブームとなっている「体幹トレーニング」の中でも、筋トレなどで鍛えられる表層の筋肉ではなく、深層部にあるインナーマッスルを重要視。メタボ対策にいそしむ世のオジサンよろしく、バランスボールやカマボコ形のバランスポールに乗って、地道にその強化に努めてきた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議