ソチ金メダル候補・高梨沙羅 W杯不安材料は「サラ」不在

公開日: 更新日:

「順位が良ければ自信になるので、表彰台を目指したい」――。
 ノルディックスキー女子ジャンプの高梨沙羅(17)がシーズン開幕を前に飛躍を誓った。

 25日、W杯序盤戦出場と事前合宿のため、日本ジャンプ陣とともに渡欧。12月6日からの今季開幕戦(ノルウェー・リレハンメル)に向けて、「しっかりと練習してきた。毎年、この時期は腰が張ったりするけど、今年は(体の)不調がまったくない。万全です」と好調をアピールした。

 今季のW杯に出場する5人の選手はそれぞれ、ソチ五輪代表入りはもちろん、最多で4つの出場枠(W杯の合計ポイントで決定)を得るため、気の抜けない大会が続く。ソチから正式採用される女子ジャンプの初代金メダル候補である高梨も例外ではなく、総合優勝を果たした昨季のような活躍が求められる。高梨は「試合に向けて集中できているので、今まで以上に期待に応えたい」と自信を見せたものの、ライバル不在が唯一の不安材料か。

 昨季のW杯で優勝争いを繰り広げたサラ・ヘンドリクソン(19=米国)が今年8月に手術したため、今季序盤戦を欠場。実戦復帰は来年1月中旬になる見込みだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし