統一球騒動の引き金ひいたのは「携帯電話水没事件」だった

公開日: 更新日:

「翌12日に会見した加藤コミッショナーは<私は全く知らなかった>と全否定。この一言が無責任だ! と騒動を拡大させることになったわけですが、下田さんの説明も<コミッショナーは知らなかったと思う>と二転三転。NPB内でまったく意思の疎通ができていないことを露呈した。これは下田さんがラウンジの溝にはまった際に携帯電話が水没して故障したのが最大の原因。代替機を用意したものの、故障した電話に入っていたコミッショナーを含む関係各所の連絡先を控えておらず、そのために電話連絡が滞り、意見のすり合わせがスムーズにできなかった。もっと言えば、選手会からは事務折衝での内容は一切口外されなかった。登録のない番号からひっきりなしにかかってくる電話に混乱した下田さんが、もう逃げおおせない、と勝手に“自白”してしまった。携帯電話さえ壊れなければ、選手会とNPBで丸く収めることも可能だったのです」(前出の関係者)

 足を踏み外したのが運の尽きになった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは