統一球騒動の引き金ひいたのは「携帯電話水没事件」だった

公開日: 更新日:

 その瞬間、ホテル中の視線が小柄な初老の男性に集まった。ロビーのラウンジでコーヒーを飲んでいたその男性が、足を踏み外して転倒。客席を囲むようにデザインされた、幅1.5メートルほどの溝にすっぽりと横になってはまってしまったのだ。溝には水が張ってあり、男性は頭から足までビッショビショになった。

「引きつった笑いを浮かべながら立ち上がった濡れねずみは、NPBの下田事務局長(当時)でした。6月10日に都内ホテルで行われたプロ野球実行委員会が終わった直後のことです。思えば、これが球史に残る大騒動となったあの『統一球問題』の引き金になった。すぐに近くのユニクロに行って買った下着、ズボン、白のポロシャツに着替えた下田さんはバツが悪そうに笑っていましたが、結果的にこれが彼の笑顔を見た最後になりました」(マスコミ関係者)

 統一球問題が勃発したのは、この翌日の6月11日だった。仙台で行われた選手会との事務折衝。この席で選手会から突き上げられた下田事務局長は、統一球の反発係数を秘密裏に調整していたこと、その事実をコミッショナーも了解していたことなどを白状したのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神ドラ1立石正広は「意外と時間がかかるかも…」 一軍定着へ乗り越えるべき2つの課題

  2. 2

    前田敦子“アンダーヘア透け疑惑”写真集が絶好調! トップ張った元アイドルの生き様を女性が強く支持

  3. 3

    阪神・藤川監督に「裸の王様」の懸念 選手&スタッフを驚愕させた「コーチいびり」

  4. 4

    《あまりにも未熟で幼稚》《出鱈目な言動》キョンキョンのパートナー豊原功補「政治的発言」のウラ

  5. 5

    投手・大谷翔平「不規則ローテ」の波紋…“しわ寄せ”くらうドジャース先発陣はいい迷惑

  1. 6

    野間口徹の"匂わせ"投稿が大炎上でコメント閉鎖に…ミュージシャンに許されて俳優には致命傷の政治的発言

  2. 7

    『ティル・ゼア・ウォズ・ユー』進境の著しさを感じるジョージのギターソロ

  3. 8

    高市首相の日米首脳会談「帰朝報告」は中身スカスカ…イラン情勢の詳細は「お答え控える」連発の厚顔

  4. 9

    突然のシカ騒動で大阪市が大慌て…“押し付け”を拒否した奈良県のもっともな言い分

  5. 10

    山田裕貴「新撰組」SPドラマは盤石ムードも…続きはU-NEXT配信の“まき餌”商法に視聴者離れの懸念