巨人が渡米前の臨時コーチ松井に「総合アドバイザー」要請プラン

公開日: 更新日:

 巨人長嶋茂雄終身名誉監督(77)が11日、宮崎キャンプを訪問。松井秀喜臨時コーチ(39)がヤンキースに移籍する前年の02年以来、12年ぶりに宮崎での「師弟ツーショット」が実現するとあって、球場周辺は報道陣とファンでちょっとしたパニック状態になった。

 この日の来場者数は過去最多となる4万2000人。警備関係者も、「こんなに人でごった返したのは、イチローフィーバーだった09年WBC合宿の時くらいです」とテンヤワンヤする中、その松井と今季初実戦となる紅白戦をネット裏のブースで観戦した長嶋名誉監督は、終始ご機嫌で帰り際にはこう言った。

「松井に先頭に立つ指導者になって欲しい? そういう方向にいくようにね。思いは強くなった? なるね~」

■入閣を見据えてつながりをキープしたい

 改めて正式な現場復帰を熱望したのだが、それは球団も一緒である。

 今年の宮崎キャンプは松井一色。打撃投手を務めたり、フリー打撃をしただけで大騒ぎするマスコミに、松井の人気と存在感をいよいよ痛感させられたのは間違いない。そんなゴジラフィーバーも13日で終了。今度はヤンキースのキャンプで臨時コーチを務めるため、渡米してしまう。これで巨人のキャンプはいつも通りの平静を取り戻すことになるものの、同じように松井と巨人の関係も沈静化させてしまうのは惜しい。関係者が言った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  3. 3

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  4. 4

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  5. 5

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  1. 6

    最速158キロ健大高崎・石垣元気を独占直撃!「最も関心があるプロ球団はどこですか?」

  2. 7

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  3. 8

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  4. 9

    開星(島根)野々村直通監督「グラウンドで倒れたら本望?そういうのはない。子供にも失礼ですから」

  5. 10

    日本ハム中田翔「暴力事件」一部始終とその深層 後輩投手の顔面にこうして拳を振り上げた

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理