オフ大粛清の予兆? 一軍より壮絶な中日「二軍」の猛練習

公開日: 更新日:

中日くらいです、こんな練習をしてるのは」

 ハマスタ関係者も驚いていた。1日のDeNA戦の試合前、室内練習場で大島、堂上直ら中堅・若手組が早出特打。珍しいことではなく、今年の中日はビジターの試合でも早出練習が課されている。「しっかり準備、確認ができる。いい練習です」と言う堂上直は汗でビッショリだった。

「二軍はもっと凄い」とは、チーム関係者。「早出に始まり夜8時、9時まで夜間練習をやってます。谷繁監督の『技術のない選手は練習で鍛える』という意向を汲んだもので、12時間の猛練習で地獄といわれたキャンプよりもキツイと、若手は悲鳴を上げている」

 シーズン中にもかかわらず、一軍も二軍も猛練習。育成に本腰を入れる現場の方針だが、裏を返せば、それだけ中堅・若手が伸び悩んでいる証拠でもある。課題の世代交代に光が見えない首脳陣の危機感の表れだ。

■落合監督時代にも大量戦力外通告

 落合監督時代、中日は12球団一の練習量を誇って、それが常勝チームの礎になった。が、12年からの高木監督時代の2年間ですっかりタガが緩んで、世代交代も大幅に後退。今季の開幕スタメンの平均年齢35歳は12球団最高齢だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  5. 10

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ