巨人・阿部 スタメン落ちで浮かび上がった中日との“因縁”

公開日: 更新日:

 阿部慎之助(35)がスタメンから外れた。
「えっ!? ケガ?」
 先発を告げるアナウンスを聞いて中日ベンチ、記者席、スタンドからも驚きの声があがった。

 18日の中日戦は杉内と小林のバッテリー。その新人捕手が先制適時打を放ち、杉内を今季初勝利に導いた。とはいえ、阿部は17日まで2戦4本塁打と大爆発。定期的に休ませるのが首脳陣の方針とはいえ、休養のタイミングとしては不可解だ。試合前の打撃練習は通常どおり行ったが、シートノックには入らなかった。

■怪しい故障説

 試合後、原監督は「試合に出られる状況ではなかったということ」と一言。川相ヘッドコーチも「阿部? まあ、いいじゃない。カバーして勝ったわけだから」と多くを語らなかった。その阿部は「ケガ? そうだね。明日? 様子を見てやっていくしかない」と故障を示唆し、速足で球場を後にしたから、故障説も微妙だ。

 さる球団関係者がこう言う。
「阿部は前回のナゴヤドームでの対戦で中日の田島から左ふくらはぎに死球を食らって、一時は歩けないほどの強度の打撲を負わされた。阿部はそこから3試合欠場するはめになり、復帰後は故障前には3割を超えていた打率が急降下。原監督はケガをさせられた上に死球から打撃が狂ったと見ているんでしょう」

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