初黒星も…原監督が画策する菅野の「タイトル総ナメ」作戦

公開日: 更新日:

■「投手の頂点を狙う年にする」

 エースの内海はいまだ未勝利。開幕投手を務めた菅野が先発ローテーションの中心にいるのは間違いない。が、原監督には巨人のエース交代どころではない構想があるという。先日、川口投手総合コーチはこんなことを話していた。
「菅野は今年、(投手の)頂点を狙う年にするんだから」

 そして、「いいスタートを切ったわけだし、取れるタイトルは取らせる」とも話しているそうで、場合によっては、菅野を中心に順番を変更したり、登板間隔を詰めることもあるという。昨季、新人王を争った最多勝のヤクルト小川が故障離脱したこともあり、菅野はタイトル総なめのチャンスもある。これを原監督が後押しするというのだ。球団関係者が言う。
「6人だった先発ローテは現在5人。菅野は主に中5日で回っている。他球団は『巨人は余裕があるんだから、普通に6人で中6日で回せばいいのに』と言うけど、原監督は『先発5人で中5日が当たり前になるようにする』と改革案を打ち出している。これを開幕投手の菅野が真っ先に体現して結果を出している。もちろん、貯金をつくれる菅野に多く投げさせることが一番の狙いです」

 原監督が“画策”する「菅野タイトル独占計画」。まだ2年目ながら、こんな“重荷”を背負わされ、これからも中5日以下の厳しい間隔で、白星と貯金を期待される菅野は大変だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

    大谷騒動は「ウソつき水原一平におんぶに抱っこ」の自業自得…単なる元通訳の不祥事では済まされない

  2. 2
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  3. 3
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  4. 4
    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

    中学校勤務の女性支援員がオキニ生徒と“不適切な車内プレー”…自ら学校長に申告の仰天ア然

  5. 5
    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

    初場所は照ノ富士、3月場所は尊富士 勢い増す伊勢ケ浜部屋勢を支える「地盤」と「稽古」

  1. 6
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 7
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  3. 8
    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

    「チーム大谷」は機能不全だった…米メディア指摘「仰天すべき無能さ」がド正論すぎるワケ

  4. 9
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 10
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”