坂本の記録まで途切れさせた巨人・原監督のチグハグ采配

公開日: 更新日:

 巨人坂本勇人(25)が1日のヤクルト戦で今季初めてスタメンから外れた。前日の4月30日は3タコで八回の守備から井端に交代。開幕からのフル出場と12試合連続安打が途切れていた。

 この日の試合前練習はいつも通り、キャッチボールや守備練習を行っていた。すると、原監督に「勇人!」と呼ばれ、何やら話し込んだ後、ベンチ裏へ。そのまま打撃練習を行わなかった。原監督は試合前、「コンディションが良くない。ボクの口からはそれしか言えない。あとで広報から何かあるんじゃないかな」と意味深発言。

 坂本の打率はこれまで.311。よっぽどの故障かと思いきや、六回裏に決勝打を放った高橋由の代走に何と坂本が告げられた。東京ドームがどよめく中、盗塁を成功させてお役御免。「走れるんだから故障じゃないのか」と今度は記者席が騒然となったのだが、その後におまけがついた。

「代走で出場しただけでは連続試合出場とはならない」という野球規則があり、09年7月28日の中日戦から続けていた歴代26位、現役では阪神・鳥谷に次ぐ連続試合出場が「662」で途切れてしまったのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾