菅野とシ烈争いも…巨人・内海が「開幕投手」より欲しいモノ

公開日: 更新日:

 どっちが開幕か。巨人内海哲也(31)が9日の阪神戦で4回を1安打1失点(自責0)。味方の失策が絡んで先制されたものの、二回以降はパーフェクトだった。

 8日に5回無失点と好投した2年目の菅野智之(24)との開幕投手争いについては「それに合わせてやっている」とエースのプライドを見せた。

 原監督も「まだ決めていない。15日くらいになる」と明言こそ避けたものの、甥っ子でもある「菅野にもう決めている」と言う関係者もいる。そうなれば、「開幕を狙う」と公言してきた内海にとってはショックに違いない。

 昨季はともに13勝。内海は実績で上回るものの、松井臨時コーチで話題だった今キャンプでは菅野の後塵(こうじん)を拝した。菅野と並んでブルペンで投げていたにもかかわらず、ゴジラが打席に入ったのは菅野の方。「うらやましかったなあ~」とこの時は苦笑いするしかなかった。今でこそエースだが、下積み時代が長かったこともあり、最多勝利のタイトルを2度取った後でさえ、「監督に認めてもらいたいんです」と漏らしたことがある。菅野と絡むようにゴジラに依頼したのはその原監督といわれる。うらやましかったのはゴジラうんぬんより、指揮官の期待度だったのかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  5. 10

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった