広島快進撃の秘密は「試合時間」にあった!…今季平均セ最短

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 09年の巨人をはじめ、過去5年間のセ優勝チームはすべて、平均が3時間15分以内。投手が踏ん張り、いいテンポで投げれば、打者に良いリズムを生む。

広島はここまで大味な試合が少ない。バカ勝ちはないが、投手というのはほどよい点を取ってくれた方がリズム良く投げられることもある。大量点の後に投手が崩れる場面は少なくないですから。例えばノーヒットノーランを達成した試合で、味方が5点以上取った試合は少ないはず(89回中31回)。一方、阪神が3位と波に乗れないのは、この日先発した岩田はいいテンポで投げていたものの、能見、メッセンジャー、藤浪が揃って先発の出来に波があることが一因といえると思う」(前出の福間氏)

 たしかに、今年の阪神は広島と比べて、決して戦力が劣るわけではないのに広島に3ゲーム差をつけられている。チーム防御率は4.15とイマイチで、平均試合時間も約3時間20分超。広島と阪神、「10分の違い」が結果的に「3ゲーム差」という数字に表れているのかも。

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