広島優勝争いのカギを握る野村監督の「リリーフ陣起用法」

公開日: 更新日:

 広島OBが「今年のカープは本物じゃ」と口を揃える根拠のひとつが、投手陣の安定にある。チーム防御率3.18はリーグ1位。ドラフト1位・大瀬良の加入で厚みを増した先発陣もさることながら、「あのリリーフ陣は厄介。FA人的補償で巨人から入った一岡、6年目で成長著しい中田は6日の試合前まで防御率0.00。この2人に永川、抑えのミコライオを加えた勝ちパターンのリリーフはリーグ一でしょう」とライバル球団のスコアラーも警戒を強めている。

 3─4で敗れた6日のヤクルト戦、その無失点コンビのひとり、中田が今季11試合目の登板で初失点を喫した。2─3と1点ビハインドの五回裏からマウンドに上がり、2イニング目の六回に安打と死球でピンチを広げ、ヤクルト5番の雄平に適時打を浴びた。

横浜はリリーフ陣にもローテ制を導入

 もちろん、一岡も中田も最後まで防御率0.00でいけるわけがない。問題は使い方だ。2人を含めたリリーフ陣を、ベンチがいかに負担をかけずに起用していくか。戦力の分厚い巨人との優勝争いを想定したとき、これがシーズン終盤に明暗を分けることになる、とみる専門家が多い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

    小室圭さん年収4000万円でも“新しい愛の巣”は40平米…眞子さんキャリア断念で暇もて余し?

  2. 2
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  3. 3
    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

    若い世代にも人気の昭和レトロ菓子が100均に続々! 製造終了のチェルシーもまだある

  4. 4
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  5. 5
    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

    長渕剛の大炎上を検証して感じたこと…言葉の選択ひとつで伝わり方も印象も変わる

  1. 6
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  2. 7
    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

    「監督手形」が後押しか…巨人入り目前から急転、元サヤに収まった真相と今後

  3. 8
    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

    東京15区補選は初日から大炎上! 小池・乙武陣営を「つばさの党」新人陣営が大音量演説でヤジる異常事態

  4. 9
    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

    高島彩、加藤綾子ら“めざまし組”が大躍進! フジテレビ「最強女子アナ」の条件

  5. 10
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず