釜本邦茂氏「足りなかったのは、アイデアではなく勇気」

公開日: 更新日:

■試合後は対照的だった両チームの選手たち

 ザッケローニ監督に聞きたいことがある。「どうして3人目の交代カードを切らなかったのですか?」と。0-0のまま時間だけが過ぎていく。膠着状態を何とかしたい。1人少ないギリシャ選手は疲労困憊。足が止まりかけている。香川が時折ドリブル突破を試みて、ギリシャ選手を混乱させようと必死だ。選手交代枠が残っている。ベンチには、ドリブラーとして代表入りしたFW斉藤学がいる。 しかし、ザッケローニ監督は後半40分を過ぎてから「CB吉田をパワプレーで相手ゴール前に張らせる」手立てしか持ち合わせていなかった。

 試合が終った瞬間、何人ものギリシャ選手が、精も根も尽き果てたといった風情でピッチに倒れこんだ。では日本は? スコアレスドローにショックを受けながら、それでも倒れこんだり、しゃがみ込むような選手は見受けられなかった。

 コロンビア戦に向けて言葉を送りたい。「ボールにかじり付いてでもゴールにブチ込んで欲しい」「終った後に動けなくなるほどフルに動き回って欲しい」「勝てなくてもいい、闘志溢れるプレーで日本国民を感動させて欲しい」。

 心から健闘を祈っている。

(構成/日刊ゲンダイ

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ベネズエラ戦惨敗は井端監督の「自業自得」…リリーフ崩壊は昨年末から始まっていた

  2. 2

    大谷も「勝てる要素のある試合」と悔いた 侍J最悪のWBC8強止まり…井端監督チグハグ采配の痛恨

  3. 3

    小栗旬がハリウッド“資本”映画で主演も… トラウマ級の英語力と「スター」への高い壁

  4. 4

    侍J選手を“殺した”井端監督の偏重起用、場当たり、塩漬け…こうして結束力に亀裂が生じた

  5. 5

    国立大学なら入学辞退率がゼロに近いはずだけど実態は? 有名私立と天秤にかけられる意外な大学

  1. 6

    「国宝」日本アカデミー賞10冠の陰で…森七菜“最優秀助演女優賞”逃した不運と無念

  2. 7

    侍Jを苦しめるNPB「選手ファースト」の嘘っぱち トレーナーの劣悪待遇に俳優・渡辺謙もビックリ?

  3. 8

    広瀬すず 映画賞受賞ラッシュでも残された大仕事「大河ドラマ出演」への“唯一のネック”

  4. 9

    「ガキ使」の没個性化が進む? 松本人志の“週替わりCM”で「本編」が希薄化の危機

  5. 10

    黄川田こども担当相の“ポンコツ答弁”が炸裂! 立憲・蓮舫氏との質疑で審議が3回も中断する醜悪