夏に勝てない巨人・菅野 狙われるのは“生命線”の曲がり球

公開日: 更新日:

 巨人菅野智之(24)がおかしい。1日の広島戦で6安打2失点。すでに113球を投げていたため、同点の6回で降板した。制球がいい菅野にしては珍しく3四死球。ファウルで粘られる場面も目立った。

 現在9勝(5敗)のエース格が早々と降板すれば、しわ寄せはリリーフ陣にくる。試合は延長十二回、今季初の引き分けに終わったが、マシソンが2回、山口、西村の勝ち試合の救援投手3人が、いずれも回をまたいでの登板を強いられた。

 原監督は「菊池と丸の上位打線に打たれた? まあ、しかし(失点は)2点だからね。2点を責めるというのは、オレはよく分からないね」と菅野をかばったものの、広島先発の前田は9回を投げて後続にバトンを渡した。その差は歴然だ。

 菅野は自ら「苦手」と語る夏場に今年も苦しんでいる。昨年8月の月間防御率は5・16。前回登板の25日の中日戦は五回途中までに自己ワーストの8失点を喫した。3ランを2発食らった内訳は、森野にカットボール、和田にスライダーを痛打されたものだ。

 この日、菅野から2安打し、今季12打数5安打、打率・417とカモにしている広島・菊池が試合前にこう指摘していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗