夏に勝てない巨人・菅野 狙われるのは“生命線”の曲がり球

公開日: 更新日:

「前回、マツダで対戦(7月1日)した時あたりから、菅野の生命線のスライダー、カットボール、カーブとかの曲がり系の球が抜けて甘く入ってくるようになった。キレもない。いい時は外角にビシバシ決まりますから。狙い目はそこでしょう」

 7月1日のマツダスタジアムでの広島戦では6失点でマウンドを降りた。この辺りから“精密機械”といわれる右腕に異変が起きていたというのだ。

■「8月に3勝」の目標は達成困難

 初回の丸の先制ソロ弾は138キロのカットボール。六回のキラの二塁打は120キロのカーブ。その後の田中の同点犠飛は138キロのカットボール。先の菊池の言葉を裏付けるように、広島は菅野の決め球を狙うことを徹底していた。

 毎試合、自身の投球を分析する菅野は先月中旬、「交流戦くらいからインサイドが痛打されているんです」と漏らしていた。巨人のデータではシュートが危険だと出ているようだ。しかし、狙われているのは、どちらかといえば逆の球。菅野は「8月に3勝」と具体的な目標を設定していた。

 生命線が揺らいでいる今、チームを牽引するのは厳しい状況になっている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動