巨人・菅野が8勝目…加速する原監督の「200回エース計画」

公開日: 更新日:

 発熱の影響で12日の先発を回避した巨人菅野智之(24)が14日の楽天戦に先発。7回3分の1を投げ、3安打無失点の好投で約1カ月ぶりに白星を挙げた。巨人は3-1で楽天を破り、5連勝だ。

 キャンプ中に背中を痛め、万全ではない中、菅野は8勝(2敗)でハーラー単独トップに躍り出たが、菅野がこだわる数字は別にある。投球回数だ。14日現在で96回はリーグでも突出している。

 菅野は新人時代の昨季から「200回」という目標を「唯一こだわる数字」としている。昨季の前半戦終盤、「今のペースだと200回に届かない。少しでも近づけるように後半戦は多く投げたいんです」と話していたが、結局176回に終わった。現在62試合だから、今季は十分に届くペースだ。

 昨季セ・リーグで到達した投手はゼロ。パではオリックスの金子と楽天の田中(ヤンキース)の2人だけがクリアした。「200回」はエースどころか、スーパーエースの証しになることを菅野は知っている。

 原監督もそれは理解している。巨人は5月31日のオリックス戦で、その金子に九回まで無安打無得点を食らった。7安打されながら無失点で投げ合った菅野に原監督は「(金子とは)まだまだ力の差はあるけど食らいついた。いつか金子を超えられるように。いや、なるでしょう」と称賛の言葉を送った。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」