アギーレ10月代表戦 「召集当確」と「呼んではいけない」選手
左利きの選手が大好きなアギーレ監督。FC東京の左SB太田宏介(26)は、エネルギッシュに左サイドを上下動しながら、左足から高精度のピンポイントクロスを放り込んでいく。そのFC東京のチームメートMF米本拓司(23)は、持ち場のインサイドハーフから、相手ボールを奪取する能力が高く、2人とも「対戦した相手Jリーガーたちが『絶対に代表入りすべき』と口を揃える選手」(前出の記者)で、当確と言っていいだろう。
もっとも、「技術やスタミナは二重丸ですが、候補の中には絶対に呼んではいけない選手もいます」と、サッカー誌ライターが言う。
「得点王ランク首位の大久保は、自分の欲しいタイミングでボールが出てこないと不機嫌になってチームの雰囲気をドンヨリさせる。ブラジルW杯中にザックジャパンのムードが悪化したのも、大久保のキャラクターが一因です。浦和MF柏木陽介(26)は左利きで、2列目からチャンスメークと守備の両面で存在感を示し、新潟戦の2─0勝利の原動力となりましたが、試合の展開によって好不調の波が大きく、試合中なのに『汗まみれの相手選手の腕が絡まって気持ち悪い』とボヤいて足を止めたり、チームメートを困惑させることもしばしばです」
アギーレ監督には、目の前のプレー以外にも、さまざま情報を収集しながら選手を選んで欲しい。