28年ロス五輪サッカー出場枠「男子12・女子16」のなぜ? 背景に世界的潮流とFIFAの思惑

公開日: 更新日:

 日本時間10日、国際オリンピック委員会(IOC)が「2028年ロサンゼルス五輪サッカー競技は男子が4減の12カ国、女子が4増の16カ国で行われる」と発表した。

 これによって男子のアジア出場枠が3.5→2に減る一方で、女子は2→3に増えるとの見方もある。JFA(日本サッカー協会)の宮本恒靖会長は「アジアが何枠になるのか、現時点では認識していないが、男子のアジア予選はさらに厳しくなる。一戦一戦が負けられない戦いになる」とコメント。男子のロス五輪出場に危機感を滲ませたのもムリはない。

 男子は1996年アトランタ大会から8大会連続出場。パリ五輪アジア予選・ラウンド16でカタールと延長戦にもつれた末に勝ち上がるなど、薄氷を踏みながらの出場もある。

 パリ五輪ではメダルなしの5位に終わった大岩剛監督率いる男子五輪代表が、3年後のロス五輪の出場切符を取り逃がす可能性は、決して低くはないのである。

 それにしても「男女ともに五輪16カ国出場」ではダメだったのか? 「まずはアメリカが最大の女子サッカー大国ということが前提としてあります」と元サッカーダイジェスト編集長・六川亨氏がこう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る