著者のコラム一覧
山崎裕之野球評論家

1946年12月22日、埼玉県生まれ。上尾高校時代には投手兼遊撃手として、1963年選抜高校野球に出場して注目を集め、東京オリオンズ(現ロッテ)に入団。3年目にレギュラーとなる。69年には打率.301を打ち、翌年は1チーム20ホームラン以上が5人という史上初の驚異打線の一員として大活躍。1979年に西武ライオンズ移籍後も、ベストナイン、ゴールデングラブ賞を獲得するなど、攻走守すべてにおいて活躍をみせた。引退後は野球解説者、野球評論家として活動している。

山崎裕之氏 「大引、成瀬加入でヤクルト選手の目が変わった」

公開日: 更新日:

【2015 キャンプ探訪】

 真中監督に最初に聞いたのは、新戦力についてだ。補強にはそれほど積極的ではない球団が、昨オフは大引に3年総額3億円、成瀬には3年総額6億円(ともに推定)の条件を提示して獲得した。

「フロントが必死に動いてくれました。ありがたいことです。大型補強したことによるプレッシャーですか? 何しろ最下位からですからね」

 こう言って笑った真中監督は、自ら交渉の席に出向き、大引と成瀬を口説いた。

「2人には、期待はしているけどFAで入ったという責任感みたいなものは持たなくていい。自分の力を出してくれと言いました」

 野手の練習に目を転じると、昨シーズン、日本人右打者の最多安打(193)を記録した山田哲人がノックを受けている。バットでは期待以上の働きを見せたものの、二塁守備ではリーグワースト2位の13失策で投手陣の足を引っ張った。

 キャンプ中は連日、三木コーチから併殺時の送球などの特訓を受けている。守備のいい大引の助言で「守備も面白い」と思えるようになれば、一皮むけるだろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?