OP戦初マルチのイチロー 早くもマーリンズの稼ぎに大貢献

公開日: 更新日:

 19日のブレーブス戦でマーリンズのイチローが「6番・右翼」でスタメン出場し、3打数2安打1打点。六回1死二塁の好機で左中間への適時二塁打を放つなど、オープン戦初マルチを記録した。これで出場4戦連続安打だ。

 そのマーリンズのフロントが、早くも「イチロー効果だ」と喜んでいるという。

 キャンプ地フロリダ州ジュピターのロジャー・ディーン・スタジアムでは、ここまで8試合を行い、観客動員数は4万2362人(1試合平均5295人=17日終了時)。3万3948人だった昨年の同時期と比べて1000人近くも増えている。本拠地「マーリンズ・パーク」からキャンプ地ジュピターは、わずか140キロ。車で約1時間半と近いことから、イチロー見たさにマイアミ市民が足を運んでいる、とみているのだ。

 マーリンズは今季のシーズンチケットの販売も好調。2月22日付の「CBSスポーツ」(電子版)によれば、12年の新球場開設以来、販売枚数は最高を記録しているという。これまでシーズンチケットが最も売れたのは開場1年目の1万2000席。マーリンズのシーズンチケットは21種類あり、平均価格は2530ドル(約30万5000円)。仮に現時点で1万3000席をさばいたとすれば、単純計算で3290万ドル(約39億7000万円)をすでに売り上げたことになる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い