東アジア杯連覇消滅 「Jリーガー」では代表の底上げにならず

公開日: 更新日:

韓国戦もミスのオンパレード

 日本代表は、これまでも監督交代のたびに指揮官の戦術をバカ正直になぞり、それで国際試合でボロを出し続けた。

 ブラジルW杯では、ザッケローニ元監督の「ボール保持率を高めて試合のペースをつかむ」戦術以外、選手は無策のまま1次リーグ未勝利敗退。6月のロシアW杯アジア予選シンガポール戦では、ハリルホジッチ監督の「タテに速いサッカー」を選手は愚直にやり続け、世界ランク154位の格下相手にスコアレスドローである。

 評論家のセルジオ越後氏が、週刊誌のコラムに「日本の選手は、言われたことは一生懸命にやるが、それ以上のことはできない。今に始まったことじゃないけど、それが日本の選手の課題」と書いた。まったくである。韓国戦で選手に多少の自主性が芽生えたからといって、それが最終戦の中国戦(9日)でより発揮されるという確証はない。そもそもハリルホジッチ監督の言う通りにやろうが、選手自身が知恵を絞ろうが、ハリルホジッチ体制後、アジア相手に2分け1敗と勝ち切れないところが、日本サッカーの根源的な弱さというしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも