東アジア杯連覇消滅 「Jリーガー」では代表の底上げにならず

公開日: 更新日:

 MF本田圭佑、FW香川真司岡崎慎司といった海外主力組は一人もおらず、メンバー全員がJリーガーの日本代表。対する韓国代表にしても、海外組は中国リーグ所属の3人とJリーグ所属5人の計8人。欧州勢は不在だった。

 中国・武漢で行われている東アジアカップ。飛車角落ちの一軍半同士の対戦となった昨5日の日本─韓国戦は前半26分、DF森重真人がPA内でハンドの反則。先制PKを決められたが、39分にMF山口蛍が右足アウトで同点ゴール。前半を1─1で折り返した。

「結局、そのままのスコアで試合終了となりましたが、大会初戦で1─2と逆転負けを食らった2日の北朝鮮戦と比べると“良化の兆し”は感じ取れました」と現地取材中のサッカージャーナリスト・六川亨氏が続ける。

「北朝鮮戦では、教師=ハリルホジッチ監督からの《タテにスパッとボールを入れろ》という指示を受けた生徒=選手たちが、教師の顔色をうかがいながら忠実にプレー。臨機応変さに欠け、逆転負けを喫した。この日の韓国戦は、前半10分過ぎから日本は1トップの興梠(慎三)以外、あえて自陣に引いて韓国の攻めを待ち受けるスタイルで守り、特に後半に入ると機を見るに敏なカウンター攻撃を仕掛けるようになった。これは、日本の選手たちの自主判断によるものだったと思います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋