新たな選手供給源、球団所有も メジャーがBCリーグに熱視線

公開日: 更新日:

 プロ球団には練習試合を組んだり、用具を提供したりするなど、BCリーグに協力的なチームも中にはある。二軍で出場機会がない育成選手を独立リーグに派遣する覚書を交わすなど、人的交流は図っているものの、経営に参画する球団はいまのところ皆無だ。NPBの多くの球団は独立リーグを「安上がりに選手を調達できる草刈り場」としかみていない。独立リーグの選手がNPBのドラフトで指名されるのは育成が多い。独立リーグの選手はプロ志向が強く、NPB側が「条件が悪くても契約するだろう」と足元を見ているためだ。

「ここ数年、田中(ヤンキース)、ダルビッシュ(レンジャーズ)ら多額の資金をつぎ込んで獲得した日本人選手に故障が目立っているため、MLBはNBPで実績を残した選手の獲得に慎重になっている。日本人選手の獲得によって日系企業がスポンサーに付いたり、日本人の集客増が見込めたりしても、戦力にならなければ採算が合わないからです。で、NPBで完成された選手を取るより、自ら選手を育成した方が戦力として計算が立つと考える球団は少なくありません。有望株は若いうちにマイナーに送って鍛えれば、米国の野球に適応するのに時間もかかりませんしね」(ナ・リーグのスカウト)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償