新たな選手供給源、球団所有も メジャーがBCリーグに熱視線

公開日: 更新日:

 メジャー関係者がこう解説する。

「BCリーグの年間運営予算は球団によってマチマチだが、低いところで1億円、高いところでも2億円程度です。MLBの球団にとっては運営費用が安く済むため、BCリーグに球団設立を検討する球団もあると聞いています。球団を保有して自前で選手を育成すれば、プロ野球選手をポスティングやFAで獲得するよりもはるかに安い費用で済む。BCリーグ各チームへの資本参加を前向きに検討しているMLB球団は少なくない。現在BCリーグは東西2地区合わせて8球団。いずれは全8球団がMLB球団の傘下に入ったり、資本提携や業務提携を結ぶ可能性もあります」

■運営資金が1億~2億円なら傘下に

 複数の関係者によればすでにレッドソックス、メッツ、パドレスなどがBCリーグの球団所有に興味津々。実際にBCリーグの公式戦を視察した球団フロントも中にはいるそうだ。地方球場に足を運んだあるメジャー球団の幹部は「運営費が1億~2億円で済むのにNPBはなぜBCリーグを傘下に収めないのか?」とクビを傾げたという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾