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高橋善正野球評論家

1944年高知生まれ。高知商から中大へ進み、東都リーグで通算63試合、35勝15敗、188奪三振、防御率1.61という脅威的な成績を残す。66年ドラフトで東映入り。67年15勝で新人王。71年西鉄戦で完全試合達成。73年巨人移籍。77年現役引退。巨人、中日、日ハム、横浜大洋、社会人シダックスのコーチを歴任。2007年に中大投手コーチ、08年から４年間監督を務める。

プロ野球サムライは死んだか

<第15回>なぜ、プロ野球の監督に威厳がなくなったのか

公開日：2015/10/07 07:00　更新日：2016/10/17 04:37

明るく軽かった中畑監督（Ｃ）日刊ゲンダイ

　その昔、プロ野球の監督といえば怖い存在というか、近寄りがたい人が多かった。私が東映フライヤーズ（現日本ハム）時代の１年目に指揮を執っていた水原茂監督、巨人では川上哲治監督らはその典型だ。

　それが近年はどうか。１２球団を見渡しても、「威厳」という言葉がしっくりくる者はいな…

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