「最も得したのはオリ」 “流しのブルペン捕手”ドラフト採点

公開日: 更新日:

 今ドラフトで、「得した球団」はどこか――。アマ野球に詳しく、「流しのブルペンキャッチャー」と呼ばれるスポーツライターの安倍昌彦氏が語る。

 最も「得をした」といえるのは、オリックスですね。

 1位の吉田正尚は近未来の中軸候補。狙って本塁打が打て、国際大会などの大舞台でも活躍できる勝負強さがある。外野は右翼の糸井に衰えが見え、中心選手だった坂口が退団。是が非でも欲しい外野のレギュラー候補を獲得できました。

 2位の近藤大亮(投手=パナソニック)、4位の青山大紀(投手=トヨタ自動車)の両投手は、勤続疲労が心配される平野、佐藤達の後継候補になり得る。10位の杉本裕太郎(外野手=JR西日本)は私の注目株。青学大時代から足と肩は優れており、4番を打った社会人2年間でグッと伸びた。10キロほど筋力アップしてパワーを身につけ、レギュラー獲得も夢じゃないとみています。

 オリックスは近年、チーム状況に合わせて、適材適所の指名をしているだけでなく、下位でも一軍で活躍できる選手を何人か指名している。戦略としても非常に優れていると思います。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー