イチロー長距離砲に? マーリンズ打撃再建ボンズ氏に託す

公開日: 更新日:

 イチロー(42)のマーリンズが大物の招聘に動いている。

 現役時代にジャイアンツなどでプレーし、歴代最多の通算762本塁打をマークしたバリー・ボンズ(51)に来季の打撃コーチ就任を打診、1日(日本時間2日)、複数の米メディアがマーリンズとボンズサイドで合意間近と伝えている。

 マーリンズには、昨季の本塁打王で主砲のスタントン(26)ら若手の長距離砲が顔を揃えているが、今季は不発。故障もあって主力選手が機能せず、チーム本塁打(120)、チーム総得点(613)ともリーグワースト2位に終わった。現役引退後に古巣ジャイアンツの春季キャンプで臨時打撃コーチを務め、若手の指導に定評のあるボンズに再建を託すようだ。

 ボンズの打撃コーチ就任は、メジャー通算3000安打まで残り65本としているイチローの打撃にも少なからず影響しそうだ。日米で「安打製造機」といわれたイチローは以前、「打率を気にしなくていいなら一発を狙いたい。結果を残せると思う」「打率が.220でいいなら、40本は打てる、と言っておきましょう」などと話したことがある。メジャーでは、長打よりも内野安打など単打中心の打撃を徹底して、年間本塁打数は05年の15本が最多だが、実は長打力も持ち合わせている。オリックスでもマリナーズでも、試合前の打撃練習では面白いように打球をスタンドに叩き込んでいた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは