呉昇桓だけじゃない 阪神に巣食う「助っ人不良化」の法則

公開日: 更新日:

 前阪神の呉昇桓が窮地に追い込まれた。

 9日、不法賭博容疑でソウル中央地検の取り調べを受け、疑惑の一部を認めたと韓国マスコミが報じた。阪神復帰が消滅する可能性が高まった。

 それにしても、阪神でプレーした助っ人は“問題児”が多い。今季限りで退団したマートンは暴言を吐くなど素行が問題視され、ゴメスもパスポートを紛失したとして、今年のキャンプは合流が遅れた。

 阪神は以前と比べて、助っ人の調査不足で失敗に終わることは少なくなったが、優良助っ人が入団後に不良化するケースが目立つのだ。

 ある阪神OBが「阪神は他球団がうらやむほど、助っ人に高給を保証する。それが手抜きをしたり増長したりする一因になっている」と言えば、阪神に詳しい作家の山田隆道氏は、「阪神は昔から生え抜き志向が乏しく、助っ人や他球団の優秀な選手を欲しがる傾向がある。『東京』や『アメリカ』といったビッグネームをありがたがる、関西特有のローカル根性に起因しているとみています」と語り、さらにこう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは