宴会場、ゴルフも中止に…巨人OB会にも波及した賭博問題

公開日: 更新日:

 20日、巨人が「禁欲キャンプ」を打ち上げた。所属3選手が無期失格処分を受けた野球賭博問題の影響で、例年より門限が最大60分早まり、休日のゴルフも禁止された今キャンプ。

 ケガの功名か、「来季にどういう結果が出るか楽しみな内容のキャンプができた。内容も量も質も十分できたと思ってます」と高橋由伸監督(40)は充実した表情で振り返った。

 巨人はすでにオフの球団納会と納会ゴルフの自粛も決定。綱紀粛正のもと、選手も関係者も静かなオフを過ごすことになるが、この未曽有の不祥事が球団の“レジェンド”たちにも波及していることが分かった。某OBが言う。

「毎年12月に行われるOB会総会の案内状が届いて、えっ!? と思ったよ。いつもは都内ホテルの宴会場でやってた会場が突然、近くの中華料理店に変わってるんだから……。OB会の翌日に行われる恒例のゴルフコンペも今年はやらないと書いてあった。会場の変更、ゴルフコンペの中止について説明はなかったが、みなで野球賭博問題の影響だろうと話している。後輩がとんでもないスキャンダルを起こしといてホテルの宴会場で大々的にやるわけにもいかないという判断だろうね。コンペも賭けゴルフを連想するってことだろ。OB会はここ数年、40代の若手が顔を出すなど活気が出てきたところで、昨年は102人ものOBが集まった。水を差されたようで残念だよな」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

  4. 4

    99年シーズン途中で極度の不振…典型的ゴマすりコーチとの闘争

  5. 5

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  1. 6

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  2. 7

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  3. 8

    メジャー挑戦組出場の追い風になるのか? 巨人岡本は「絶対に出たい。ただ…」

  4. 9

    阿部巨人かつての盟友・李承燁氏に打撃コーチ緊急打診の深層…来季首脳陣発表後にナゼ?

  5. 10

    星野監督と1週間連続の晩飯ざんまい…ハワイ自主トレ中に突然、「星野ですう~」

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ