理事長の跡目争い熾烈 貴乃花理事vs.九重親方で買収合戦

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■水面下の実弾

 トップに立ちたい貴乃花理事にとって、八角理事長の存在は目の上のたんこぶ。「代行」の二文字をつけたままにすることによって、今月末の理事選まで後継者を曖昧にする必要があった。そんな貴乃花理事は時津風一門を取りこみ、理事候補選の票集めに奔走しているらしい。目的は派閥拡大と九重親方の理事復帰阻止だ。

「九重親方は協会ナンバー2の事業部長だった14年度の理事候補選でまさかの落選。裏金疑惑を公にした犯人と疑われ、顧問の逆鱗に触れたからです。顧問は票を買い漁り、九重親方が落選するように仕向けたと言われている。これに九重親方は怒り心頭。何とか理事に返り咲こうと、早い時期から負けじとハデに“実弾”をバラまいて選挙の準備をしている。もっとも、これまで傲慢な態度でひんしゅくを買っていた九重親方だけに、味方も少ない。『頭を下げてくれば考えなくもないが……』と話す親方もいるが、それが出来るタイプではありませんから」(前出の親方)

 これが一般企業ならば「死ぬまで勝手にやってろ」だが、相撲協会は税制上の優遇措置を受けている公益財団法人だ。トップ連中による買収合戦など言語道断。糾弾されてしかるべきだろう。

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