心、土俵にあらず…「横審総見」上位陣に覇気ない理由

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 相撲に集中するどころではない。

 大相撲初場所に向けた横審の稽古総見が、25日に相撲教習所で行われた。精力的に相撲を取っていたのは日馬富士、鶴竜の2横綱。ともに10番以上を全勝と力強さを見せつけた。

 ところが、上位陣で覇気があったのはこの2人のみ。スロー調整が板についている白鵬は普段にも増して、のんびりムード。四股とぶつかり稽古で胸を出した程度だった。さらに大関陣は稀勢の里が発熱のため欠席。照ノ富士、琴奨菊、豪栄道はケガを理由に相撲を取らなかった。

 どこか気の抜けた空気が漂っていた稽古総見。ある相撲記者は「無理もない」と、こう話す。

「北の湖前理事長が急死した途端、協会内の権力争いですからね。いくら力士は相撲を取るのが仕事とはいえ、親方衆は腹の探り合いばかりだし、組織そのものが揺らいでいる。相撲に身が入らないのも当然です」

 八角新理事長は「冬巡業から帰ってきたばかりだから」と理解を示したが、そればかりが理由ではなさそうだ。

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