<第3回>「先輩が怖い…行きたくない」と若手選手が泣き言

公開日: 更新日:

 なでしこジャパン凋落の原因に「世代間で軋轢があった」。そう話すサッカー関係者は少なくない。

 なでしこは11年ドイツW杯優勝メンバーと代わり映えせず、そのマンネリ感のツケが一気に噴出したとはよく言われるが、正確とは言えない。

 GK福元(32)、DF近賀(31)、DF岩清水(29)、MF宮間(31)、MF阪口(28)、FW大野(32)、FW大儀見(28=当時・永里)は、08年北京五輪の主力メンバーだった。昨年12月に引退したMF沢(37)も北京五輪に出場。さらにバックアッパーとしてDF熊谷(25)、MF鮫島(28)も帯同している。

 08年1月、なでしこの指揮官に就任した佐々木監督(57)も含めて8年以上、同じようなメンバーで熟成が図られ、それが11年W杯と12年五輪で結実した。しかし、その後は世代交代が進まなかったことでチームの雰囲気はよどみ、それが今リオ五輪予選で噴出した。

 もちろん佐々木監督自身、世代交代の必要性は感じていた。14年秋のアジア大会、15年3月のポルトガル・アルガルベ杯でMF澤穂希を外し、若手や中堅を多く招集した。ところがそこで、イジメともいえる光景があちこちで見られた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束