巨人に開幕3連敗…ヤクルトは今季も“助っ人救援陣”頼り

公開日: 更新日:

「結果を受け止めないと仕方がない。一から出直すつもりで頑張りたい」

 27日の巨人戦に敗れて開幕3連敗となった真中監督は、こう話した。

 1点を勝ち越した直後の八回、秋吉がギャレットに2ランを浴びての逆転負け。この日は、抑えのオンドルセクが首の張りで休養したため、秋吉に負担がかかる形になったものの、初戦に続いてリリーフが打ち込まれる展開になった。

 昨季は、鉄壁の救援陣がリーグ優勝を支えたが、バーネット、オンドルセク、ロマンの「助っ人救援トリオ」のうち、バーネット、ロマンの2人が退団したことが影響しているのだ。

 それだけに今季は2人の代役候補となる新助っ人、ルーキ(メキシカンリーグ=右投げ右打ち)とペレス(ブルージェイズ=左投げ左打ち)の活躍がリーグ連覇のカギを握る。巨人との3連戦ではそれぞれ1試合に登板、無失点と上々だった。

ヤクルトは4人の助っ人投手がいる。先発要員で二軍調整中のデイビーズを使う場合は外国人枠の関係でルーキ、ペレス、オンドルセクのいずれかを二軍に落とす必要がある。起用は流動的な部分があるが、ルーキ、ペレスにメドが立てば、救援強化に重点を置いてルーキ、ペレス、オンドルセクの3人を一軍で使い続けるかもしれない。ヤクルトは昨年、打撃も良かったが、セでは最もリリーフ投手が安定していた。逆転負けが少なく(リーグ最少の19敗)、延長戦にも強かった(9勝1敗2分け)。去年同様にリリーフの勝ちパターンを構築されたら厄介ですよ」

 とは、ライバル球団のスコアラーである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    清原和博氏が巨人主催イベントに出演決定も…盟友・桑田真澄は球団と冷戦突入で「KK復活」は幻に

  3. 8

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    巨人今オフ大補強の本命はソフトB有原航平 オーナー「先発、外野手、クリーンアップ打てる外野手」発言の裏で虎視眈々

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」

  2. 2

    円安地獄で青天井の物価高…もう怪しくなってきた高市経済政策の薄っぺら

  3. 3

    現行保険証の「来年3月まで使用延長」がマイナ混乱に拍車…周知不足の怠慢行政

  4. 4

    ドジャース大谷翔平が目指すは「来季60本15勝」…オフの肉体改造へスタジアム施設をフル活用

  5. 5

    実は失言じゃなかった? 「おじいさんにトドメ」発言のtimelesz篠塚大輝に集まった意外な賛辞

  1. 6

    佐々木朗希がドジャース狙うCY賞左腕スクーバルの「交換要員」になる可能性…1年で見切りつけられそうな裏側

  2. 7

    【武道館】で開催されたザ・タイガース解散コンサートを見に来た加橋かつみ

  3. 8

    “第二のガーシー”高岡蒼佑が次に矛先を向けかねない “宮崎あおいじゃない”女優の顔ぶれ

  4. 9

    二階俊博氏は引退、公明党も連立離脱…日中緊張でも高市政権に“パイプ役”不在の危うさ

  5. 10

    菊池風磨率いるtimeleszにはすでに亀裂か…“容姿イジリ”が早速炎上でファンに弁明