昨季首位打者なのに ヤクルト川端は今も「二軍落ち」恐怖

公開日: 更新日:

【橋本清の取りたて直送便 “本音を聞きたい”】

 キャンプ終盤、ヤクルト川端慎吾選手(28)と食事を共にする機会がありました。南国・沖縄で汗を拭き拭きスッポン鍋をつついたのですが、3月に入って川端選手はインフルエンザを発症。先日の侍ジャパン強化試合を辞退することになってしまいました。精をつけたはずなのに……。

 それはともかく、食事の席で川端選手が印象に残る言葉をポツリと漏らしました。集まった仲間が口々に昨年の優勝を祝っていたときです。「でも」と川端選手がしみじみとこう言ったのです。

「浮かれてはいられません。いつまた、二軍に戻されるか分からないんですから」

 3年連続で3割を打って、昨年は打率.336で首位打者を獲得。リーグ最多安打のタイトルにも輝き、チームの優勝に大きく貢献しました。今年からは選手会長にも就任し、今やトリプルスリーの山田哲人選手と並んで押しも押されもせぬヤクルトの中心選手です。さすがに二軍落ちを心配するレベルではありませんが、川端選手は「もう、ああいうつらい(二軍)生活はしたくありませんから」と真顔で言うのです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に