ヤクルト川端はインフルで侍J辞退…次なる“欠場理由”は?

公開日: 更新日:

「その手があったか!」

 と、ヒザを叩く選手がいてもおかしくない。

 1日、ヤクルト川端慎吾(28)が、5、6日に行われる侍ジャパンの台湾との強化試合を辞退。この日、体調不良を訴え、インフルエンザと診断された。

 これには小久保監督以下、代表チームの首脳陣も「またか……」という心境だろう。川端を含めれば、すでに10人近くが代表入りを辞退している。柳田(ソフトバンク)や藤浪(阪神)のように前年のケガやコンディション不良を理由に断る者もいれば、大谷(日ハム)や則本、松井裕(いずれも楽天)らは開幕への調整を優先させた。

 そもそも、開幕直前の真剣勝負を歓迎する選手など、まずいない。ケガをすればシーズンを棒に振りかねないし、調整が遅れることもある。当然、補償も一切なし。しかも、今回はあくまで「強化試合」。本音を言えば全員辞退したいはずだ。

 川端が仮病とは言わないが、欠場理由を探しているであろう選手にしてみれば、「先を越された」と舌打ちしているかもしれない。インフルエンザならば、数日休むだけで実戦復帰は可能だが、ケガともなれば、2、3日休んでから何食わぬ顔でオープン戦に出るわけにもいかない。

 となれば、一番手っ取り早いのは食あたりか。これなら休む理由にもなるし、すぐに実戦復帰しても不自然ではない。台湾との強化試合まで残り3日。この間、球界を「集団食中毒」が襲うかもしれない。どのみち、直前になって辞退すれば、仮病を疑われるか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  2. 2

    ドジャース大谷が佐々木朗希への「痛烈な皮肉」を体現…耳の痛い“フォア・ザ・チーム”の発言も

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    巨人に漂う不穏な空気…杉内投手チーフコーチの「苦言連発」「選手吊るし上げ」が波紋広げる

  2. 7

    星野監督は中村武志さんを張り倒した直後、3ランを打った隣の俺にも鉄拳制裁…メチャクチャ痛かった

  3. 8

    (1)身内すらも“監視し欺く”情報統制…機密流出犯には厳罰、まるで落合博満監督のよう

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希は「ひとりぼっち」で崖っぷち…ロバーツ監督が“気になる発言”も

  5. 10

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった