浜矢が楽天連敗止めた マリナーズ岩隈への弟子入り実る
「こんないい投手がいたんだな」
楽天ファンも驚いたに違いない。
3年目左腕・浜矢広大(23)が延長十二回に7番手で登板。西野、糸井から連続三振を奪う好投で2年ぶりとなる白星を挙げ、チームの連敗を6で止めた。
日高高校中津分校(和歌山)からホンダ鈴鹿に進み、13年ドラフト3位で入団。185センチ、78キロと恵まれた体を持つ。高校時代に甲子園出場はなかったが、3年時の夏の予選では7球団のスカウトが視察に訪れた逸材だ。
高校2年で投手を始め、社会人時代もこれといった実績はないが、肩は擦り減っていないし、伸びシロもある。速球は140キロ後半まで出るようになった。昨年のフェニックス・リーグでは24回で37奪三振。昨オフはマリナーズの岩隈に弟子入りし、ロスで自主トレ。フォークを伝授された。
「しっかり思い切って腕を振れた」と浜矢。勝利を契機に首脳陣の信頼を勝ち取り、主力の椅子をつかめるか。