セ5球団は絶好チャンス…首位も戦力整わぬ巨人は今が底

公開日: 更新日:

 首位にいるのが不思議なくらいだ。

 24日のDeNA戦で白星を手にした5年目左腕の今村が、菅野以外の先発投手としては実に1カ月ぶりの勝ち投手だった。それだけ先発ローテーションが脆弱な上、チーム打率.252はリーグのワースト2位。深刻な貧打に泣かされてV逸した昨季とほとんど変わらない状態なのだ。

 ただし……。

「右肩痛で開幕二軍となった主砲の阿部にようやくメドが立ち始めた。故障の状態は一進一退、再び患部に違和感を訴えて5月上旬の一軍復帰という構想が白紙に戻ったとされていますが、これは高橋由監督と阿部本人が「完璧な状態で戻ろう」と確認し合ってのこと。遅くとも、6月初めには一軍に合流するスケジュールになっている」(巨人OB)

 本人は捕手として復帰するつもりでいて、そうなれば攻撃力に厚みが増すのはもちろん、投手陣にも大きなプラス効果をもたらす。昨季13勝を挙げてチームの勝ち頭になったマイコラスも、右肩の不調を訴えて2月のキャンプから離脱したままとはいえ、7月15、16日のオールスター前後には戻る。苦しい夏場に向けて、完全に戦力が整う手はずで進めているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    横浜とのFA交渉で引っ掛かった森祇晶監督の冷淡 落合博満さんは非通知着信で「探り」を入れてきた

  3. 3

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  4. 4

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー

  5. 5

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    ドジャース内野手ベッツのWBC不参加は大谷翔平、佐々木朗希、山本由伸のレギュラーシーズンに追い風

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  2. 2

    「年賀状じまい」宣言は失礼になる? SNS《正月早々、気分が悪い》の心理と伝え方の正解

  3. 3

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  4. 4

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 5

    国民民主党・玉木代表「ミッション・コンプリート」発言が大炎上→陳謝のお粗末…「年収の壁」引き上げも減税額がショボすぎる!

  1. 6

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  2. 7

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  3. 8

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  4. 9

    「核兵器保有すべき」放言の高市首相側近は何者なのか? 官房長官は火消しに躍起も辞任は不可避

  5. 10

    楽天が変えたい「18番は田中将大」の印象…マエケンに積極譲渡で“背番号ロンダリング”図る