東京五輪中はファン拡大好機 プロ野球「地方開催」のススメ

公開日: 更新日:

 悩ましい問題ではある。

 9日、日本野球機構(NPB)の実行委員会が都内で行われた。主な議題は東京五輪が開催される2020年の球場使用について。この問題が噴出したのは今年4月。東京五輪・パラリンピック組織委員会から、「ボランティアの待機所と資材置き場として使用したい」と20年5月から11月にかけて半年以上もの神宮球場の借用要請があった。

 さらに20年東京五輪で野球・ソフトボールが追加種目として採用された場合、横浜スタジアムやQVCマリンフィールドなど、首都圏内の球場が会場候補になる。日程のやりくりは困難を極めるだろうし、今後は五輪期間中のシーズン中断も検討するという。

 しかし、中断するくらいならいっそ、普段野球の試合が少ない地方球場での興行をメーンにしてはどうかという声もある。選手も時間を持て余すよりは試合に出て成績を残したいだろう。ファンサービスは当然、長期的に見た場合の野球の競技人口の拡大にもつながる。

 一考の余地はあると思うのだが。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾