始まった“宇多田ヒカル争奪戦” 東京五輪に向け各局が触手

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 6年にも及んだ“人間活動”を終え、4月に音楽活動を再開した宇多田ヒカル(33)が早速、貫禄を見せつけた。

 同時に配信した2曲の新曲「花束を君に」「真夏の通り雨」がiTunesの総合ソングチャートで1位と2位と同時にランクイン。「花束を君に」はNHK朝の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の主題歌、「真夏の通り雨」は日本テレビ系の報道番組「NEWS ZERO」のエンディングテーマ曲ということもあり、古くからのファンだけでなく、番組を視聴する幅広い層からも新たに支持された結果といえる。

 そんな宇多田の衰えぬ人気を目の当たりにして頭を抱えたのがテレビ局だ。リオ五輪の応援ソングを「宇多田にオファーすればよかった」と悔やんでいるのだ。

 NHKが早々と安室奈美恵の「Hero」を発表したように、各局ともすでに誰が歌唱するかは内定済みの時期。オリンピックイヤーのたびに各局が人気歌手の争奪戦を繰り広げてきたため、選考が前倒しになっていたこともあり、ヒット確実な宇多田への楽曲提供オファーができなかったからだ。

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