通算400Sロドリゲスは刑務所とマウンドを往復し偉業達成

公開日: 更新日:

 覚醒剤取締法違反で逮捕、起訴された清原は更生しても球界復帰が絶望視されているが、海の向こうのメジャーリーグはフトコロが深いというか、犯罪者に対してかなり寛容だ。

 今季、タイガースの守護神を務める「K・ロッド」ことフランシスコ・ロドリゲス(34)が、24日(日本時間25日)のフィリーズ戦で14セーブ目をマーク、史上6人目のメジャー通算400セーブを達成した。

 このロドリゲス、メッツの抑えだった10年8月に、内縁の妻の父親に暴力をふるって逮捕。手錠をされたまま球場から連行される生々しいシーンがテレビで何度も流れたし、ニューヨークの新聞にもデカデカと報じられた。

 おまけに殴った際に利き腕の右手をケガ、留置場の中で故障者リスト入りするというなんともしまらないオチまでついた。

 そうやって刑務所とマウンドを行き来しながら、その年は25セーブをマーク。その後、ブルワーズ、オリオールズ、ブルワーズ、タイガースと渡り歩いて大記録を達成した。今季年俸は約8億3000万円。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差