ア優勝決定戦の両チームを改革した“敏腕フロント”の手腕

公開日: 更新日:

 ア・リーグのリーグ優勝決定戦(7回戦制)は19日(日本時間20日)に第5戦を行い、インディアンスが4勝目を挙げ、97年以来19年ぶり6回目のワールドシリーズ進出を決めた。

 6日間にわたる短期決戦の裏では、ひとりの球団フロントが注目を集めていた。

 ブルージェイズのマーク・シャパイロ球団社長兼最高経営責任者(CEO)のことだ。昨年8月に就任してからロス・アトキンスGMとともにチームづくりに着手し、今季はワイルドカードでポストシーズンに導いた。

 ブルージェイズのフロントに移籍するまでは今回の対戦相手であるインディアンスでGMや球団社長を歴任。今季32セーブの守護神アレン、メジャー2年目で打率3割をマークした遊撃のリンドーアら現在の主力はドラフトで指名して自前で育てた選手。ア・リーグはシャパイロ氏が手掛けたチーム同士がワールドシリーズ進出を争ったのだ。

 シャパイロ社長は東部の名門プリンストン大学を卒業後、インディアンスの球団職員として編成部門に携わり、01年にGMに就任。11年に球団社長に昇格するまでに3度、地区優勝した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因