ダルやマー君超え確実 “三刀流”ハム大谷メジャーでの値段

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 球史に名を残す、圧巻の投球だった。

 16日のCSファイナルステージ第5戦。日本ハムの3点リードで九回表、マウンドに上がったのはそれまで「3番・DH」で出場していた大谷翔平(22)だった。プロでは2度目、CSでは初となる野手出場からのマウンド。大歓声の中、日本最速となる165キロを3回もマークするなど、160キロ超の速球と140キロ台のスライダー、150キロ台のフォークでソフトバンク打線を三者凡退に。自身初セーブとともに、チームの日本シリーズ出場を勝ち取った。

 先発した初戦の12日から中3日。ソフトバンクベンチも、予期せぬリリーフ登板に唖然としていた。日本ハムファンで、日刊ゲンダイでもスポーツコラムを連載中の松崎菊也氏(戯作者)は「大谷には日本という土俵は狭過ぎる」と、こう続ける。

「正直、大谷が九回のマウンドに上がった時は、四球を連発するんじゃないかと思いました。それがあの好投ですからね。大谷にはぜひ、メジャーの強打者たちをキリキリ舞いさせて欲しい。それだけの力はあるでしょう。一方で、これだけのスターのメジャー移籍は悩ましい。おじさんの生き甲斐もなくなっちゃいますけど(笑い)、この狭い土俵の中で大谷は今後、果たしてやる気が出せるのか。そこは非常に疑問ですね」

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