由伸監督も配慮 G山口俊キャンプ二軍発進に“反面教師”

公開日: 更新日:

 が、調整が「遅れる」ことは最後までなかった。焦りまくった結果、1年目の9月に肩痛を再発させて戦線離脱。巨人では9、3、6勝と2ケタ勝利に一度も届いていない。

 そこへいくと、山口俊が2ケタ勝ったのは昨季のみ。それでも3年以上総額7億円の契約だ。大竹より、さらにプレッシャーがかかってもおかしくない。だからこその配慮なのだ。

「1年目から二軍でじっくりやっていい、好きに調整していいというのは、ある意味VIP待遇ということ。期待が大きい分、それなりの結果が求められる。春先は多少出遅れてもいい代わりに、肩痛を再発させないことと2ケタ勝利は最低限のノルマ。もしこれが達成できない場合、一気に立場は危うくなります」(チーム関係者)

 巨人の「自由」には、それ相応の代償があることを肝に銘じるべきである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」