PO伊戦で決勝打 ベネズエラ5番・オドーア“打撃開眼”秘話

公開日: 更新日:

 ベネズエラの敗退危機を救ったのは、・ダルビッシュ有(30)の同僚だった。

 1次ラウンドD組(メキシコ・グアダラハラ)のプレーオフは13日(日本時間14日)、ベネズエラがイタリアを4-3で下し、2次ラウンド進出を決めた。

 ベネズエラは1点を追う九回にM・カブレラのソロ本塁打で同点に追い付くと、無死一塁から5番ロウグネッド・オドーア(23・レンジャーズ)の左中間適時打で逆転した。

 オドーアは180センチ、88キロとメジャーリーガーにしては小柄ながら、レンジャーズでは一、二を争うパワーの持ち主。昨季は主に5番を打ち、チームトップでキャリアハイの33本塁打を放った。腕っぷしも強く、昨年5月のブルージェイズ戦での乱闘の際、相手の主砲ボティースタに強烈なパンチを見舞っている。

 もともと堅守が売りの二塁手だったが、昨年マイナー落ちしたとき、打撃フォームの改良に着手した。かつてのイチローの振り子打法やすり足打法を試して打撃開眼。現在は一本足打法に落ち着いたが、本人は「足を揺さぶることでタイミングが取れるようになった」と振り返っている。

 オドーアはここまで3試合に出場して8打数3安打の打率3割7分5厘。プラド(マーリンズ=4割3分8厘)、エスコバー(ロイヤルズ=4割6分7厘)とともに打線を牽引。2次ラウンドでもオドーアのバットがベネズエラの浮沈を左右しそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い