サヨナラHRのヤクルト鵜久森 勝負強さは朝練のたまもの

公開日: 更新日:

「拾ってもらったという気持ちがある」

 お立ち台でこう言ったのは2日のDeNA戦、延長十回に代打でサヨナラ満塁ホームランを放った鵜久森淳志(30)だ。

「ファウルじゃダメだと思ったので、バットを指1本か2本くらい短く持って芯に当てることを意識した」と振り返った鵜久森は、昨季も開幕4連敗中のチームをソロ本塁打で止めた勝負強さが売りだ。

 15年オフに日本ハムを戦力外となり、12球団合同トライアウトでヤクルトが獲得した。その経緯について、杉村打撃コーチはこう明かした。

「神宮くらいの狭さであれば、一発も十分狙える選手だと思って(真中)監督に取ってくれと頼んだ。今日のような一打は毎日朝早くに球場へ来て、ティー(打撃)をコツコツと続けてきた努力のたまもの。今年に入って、よりボールの待ち方がうまくなって、ミスショットも減った」

「いつ来てもいいように準備をしていた」と言う鵜久森。ひと振り稼業は、ますます繁盛しそうな気配だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到