「ただのバカ」 後半失速の池田勇太は海外挑戦を生かせず

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【セガサミーカップ 初日】

 マスターズ、全米オープンと今季は積極的に米ツアー8試合に出場した池田勇太(31)。プレーヤーズ選手権で23位に入ったのが最高位で、メジャーは2試合とも予選落ち。それでも12万1241ドル(約1370万円)を獲得した。

 一方、日本ツアーは海外開催2試合を含む4試合で獲得賞金106万6200円(ランク134位)。タフな海外でもまれて、イン発進のこの日は17番からの6連続バーディーを決めて一時首位に立った。ところが6番、7番の連続ボギーで失速。初日は6アンダー4位タイだった。

「上がりが悪すぎた。悔しいというか(終盤のショートパットのミスは)ただのバカですね」と冷静に自身を分析できたのは成長の証しか。

「まあ、久々の日本ツアーなので気持ち的に楽でしたし、いい流れでやれていたと思う」(池田)

 ツアー記者が「池田は何も分かっていない」とこう指摘する。

「かつて尾崎将司は日本の賞金王タイトル資格でメジャーなど海外の試合に招待された。その経験を生かして日本に戻ってくれば、さらに強くなっていた。“オレは世界のトッププロと戦っているから強い”と、日本では誰にも負けないという自信を高めていった。同じように昨年賞金王になった池田にはそこまでの自覚がない。せっかくの海外挑戦が生きていない。終盤の2連続ボギーも詰めが甘すぎる」

 昨季の日本ツアー賞金王が「ただのバカ」では困った話だ。

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