メジャーV目指すなら 松山に「スイングコーチ」の必要性

公開日: 更新日:

 ゴルフの4大メジャー大会(マスターズ、全米OP、全英OP、全米プロ)のひとつ、全米オープンで自己ベストの2位になった松山英樹(25)。

 外国人選手にひけを取らない体格(180センチ・90キロ)と飛距離で、多くのツアープロたちからも一目置かれているが、全英オープンで日本人初のメジャータイトルの期待がかかる松山には、ある不安材料がある。米ゴルフ事情に詳しい吉川英三郎氏(ゴルフライター)がこう指摘する。

「世界のトップ選手にはみんなスイングコーチがいますが、松山にはいません。D・ジョンソンには有名なB・ハーモンがついているし、J・デイはC・スワットン、J・スピースはC・マコーミックが見ている。マスターズ2度優勝のB・ワトソンは例外です。どんなトッププロでも疲労などで、気がつかないうちにスイングが崩れるもの。いつも見ている専属コーチならスイングを修正してくれる。また、選手とじかに話すことでメンタルトレーナーの役割を果たすケースもあるのです。松山は全米の時、宮里優作の父にパッティングのアドバイスを受けていました。世界の頂点を目指すなら、スイングやパットを的確にチェックできる専属コーチとの契約を考えるべきです」

 松山は今年の全米2位がメジャーのベストフィニッシュにならぬよう、コーチの有無については再考した方がよさそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか