阪神・福留が意地の一発 金本監督の代打構想に必死の抵抗

公開日: 更新日:

 当の福留は全盛時のようなプレーはできないまでも、まだまだ第一線でやれると考えている。今季から鳥谷に代わって主将に就任し、選手にアドバイスをしたり、ときに首脳陣のやり方に対して意見をすることもあるそうだから、気力も衰えていない。代打屋稼業に甘んじるつもりはさらさらないだろう。

 ただ一方で今季は、開幕当初こそ打率3割以上をマークするなど好調を維持していたものの、6月は打率.152と急降下。現在、打率.250、10本塁打、42打点と昨年(打率.311、11本塁打、59打点)よりも成績を落としている。

「打率3割を打つとか、20本塁打以上打つなどすれば、金本監督とて福留を簡単にはスタメンから外せないでしょうが、低調な成績のままシーズンを終えるようなら、大幅減俸はおろか、若手切り替えの“根拠”を与えることになりかねません」(前出OB)

 福留にとってこの日の一発は、首脳陣に対する意地の一振りだったか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑