日馬富士事件に朝青龍、旭鷲山も参戦 日蒙関係悪化懸念も

公開日: 更新日:

 大相撲横綱日馬富士による暴行事件の発覚以来、“貴のカーテン”の向こうに雲隠れしている被害者の貴ノ岩だが、その証言の一端がようやく漏れてきた。

 今回の騒動で急きょ来日した元モンゴル人力士の元小結旭鷲山が23日更新したフェイスブックによると、旭鷲山はこの日、貴ノ岩と電話で会話した。

 貴ノ岩は「日馬富士が説教している最中にスマホをいじったとされているが、違う。みんなで話しているときに日馬富士がいきなり殴ってきた」「灰皿やカラオケのリモコンで40~50発殴られた」「部屋に戻ったら頭が痛くなり、片方の耳が聞こえなくなり、今も聞こえにくい」「事件の翌日、病院に行って頭の傷を縫った」などと話したという。

 また、モンゴルの大統領特使を務める元横綱朝青龍がバトトルガ大統領に今回の事件を報告。大統領も日蒙友好にヒビが入ることを懸念しているという。

 今回の事件では、貴乃花親方の“貴ノ岩隠し”や日本相撲協会への協力拒否など不可解な言動に批判の声が上がっているが、NHKは23日の九州場所12日目のテレビ中継の解説者から貴乃花を外した。NHKは変更理由を明かしていないが、独善的な態度を押し通す貴乃花が徐々に追い詰められてきていることは間違いない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情