協会の事情聴取を“妨害” 貴乃花親方「貴ノ岩隠し」の謎

公開日: 更新日:

 大相撲横綱日馬富士貴ノ岩に暴行した事件で、鳥取県警は21日までに、年内にも日馬富士を傷害容疑で書類送検する方針を固め、鳥取市内の暴行事件現場のラウンジ個室の現場検証や関係者への事情聴取を行うなど、着々と捜査を進めている。

 これに並行して日本相撲協会も事件の全容解明に向けて事情聴取を行っているが、肝心の被害者である貴ノ岩への事情聴取が、師匠の貴乃花親方の“妨害”で暗礁に乗り上げている。

 協会側は19日に行った日馬富士への聴取に続き、貴ノ岩からも事情を聴く予定だった。しかし、貴乃花親方が「警察の捜査が優先」との理由でこれを拒否。協会側は貴ノ岩の所在すら確認できていない状態だ。

 協会側が鳥取県警に貴ノ岩の聴取について確認したところ、「捜査に支障はない」との返答だったというから、貴乃花親方の言い分はスジが通らない。被害者である貴ノ岩の方がコソコソ逃げ回っているかのようだ。貴乃花親方の怪行動の謎は深まるばかりだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  3. 3

    「おこめ券」迫られる軌道修正…自治体首長から強烈批判、鈴木農相の地元山形も「NO」突き付け

  4. 4

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  5. 5

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  1. 6

    12月でも被害・出没続々…クマが冬眠できない事情と、する必要がなくなった理由

  2. 7

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  4. 9

    黄川田地方創生相が高市政権の“弱点”に急浮上…予算委でグダグダ答弁連発、突如ニヤつく超KYぶり

  5. 10

    2025年のヒロイン今田美桜&河合優実の「あんぱん」人気コンビに暗雲…来年の活躍危惧の見通しも